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Staff blogスタッフブログ

■ 2026/05/04

投稿者: マレアハウスデザインスタッフ

目次

「広い家」より、“広く感じる家”という考え方。

こんにちは、設計の白石です。

家づくりの打合せの中で、
「できるだけ広いリビングにしたいです」
というご要望をいただくことがあります。

もちろん広さは大切です。
ただ実際には、面積以上に“広く感じる工夫”によって、空間の心地よさは大きく変わります。

同じ30坪の家でも、
「数字以上に開放的に感じる家」と、
「なぜか窮屈に感じる家」があるのは、そのためです。

今回は、設計の中で意識している
“広く見せる設計”について少しご紹介します。


① 視線の抜けをつくる

空間は、壁で細かく区切るほど狭く感じやすくなります。

逆に、視線が奥まで抜けるだけで、
実際の面積以上に広がりを感じられることがあります。

例えば、

  • 窓の位置を揃える
  • 廊下を減らす
  • 扉を必要以上に増やさない
  • 奥に抜け感をつくる

こうした小さな工夫だけでも、空間の印象は大きく変わります。


② 天井の高さだけではなく、“つながり”を意識する

「天井を高くすれば広く見える」と思われがちですが、

実は高さそのものより、“空間の連続性”のほうが大切だったりします。

例えば、

  • リビングからキッチンまで天井ラインを揃える
  • 下がり天井を効果的に使う
  • 横方向への広がりを意識する

ことで、空間全体に伸びやかさが生まれます。


③ 窓は“量”より“配置”

 
窓を増やせば広く見える、というわけでもありません。

大切なのは、
「どこに景色を切り取るか」。

外とのつながりが自然に感じられると、
室内だけで完結しない広がりが生まれます。

設計では、

  • 空が見える位置
  • 庭とのつながり
  • 隣地との視線関係
  • 光の入り方

まで考えながら窓を計画しています。


④ 色数を整理する

 
実は、色数が多い空間は少し狭く感じやすくなります。

床・壁・天井・家具・建具。
全体の色味や素材感を整理することで、空間に統一感が生まれます。

これは単純に「白くする」という話ではなく、
“視覚的なノイズを減らす”という考え方に近いかもしれません。


面積だけではない、“心地よい広さ”。

家づくりは、単純な帖数だけでは測れません。

だからこそ私たちは、
数字だけではなく、

  • 視線
  • 素材
  • 奥行き
  • 陰影

まで含めて、“空間の感じ方”を大切にしています。

限られた面積の中でも、
少しの工夫で、暮らしの心地よさは大きく変わります。

そんなことを考えながら、日々ご提案しています。

 
 
 
 
 
 

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