注文住宅で意外と見落としがちなポイントがコンセントの配置です。家具の設置場所や使用する家電の量などを前もって考えておかなければ、住み始めてから生活に不便さを感じてしまいます。
そこで今回は、コンセントでよくある失敗と、失敗しないためのコツについて解説します。
□コンセントでありがちな失敗とは?
まず1つ目は、洗面所のコンセントを1箇所、2口だけにしてしまったという失敗例です。
洗面所はドライヤーやヘアアイロン、洗濯機、冬は小型ストーブなど多くの家電を使う場所です。水回りにコードを張り巡らせるのは危険を伴うため、延長コードやタコ足コードの使用は避けたいもの。使う電化製品をすべて考慮して、必要十分なコンセントを水のかからない箇所に配置しましょう。
2つ目は、季節ごとに登場する家電があることを考慮できていなかったという失敗例です。
春や秋に間取りやコンセント位置の打ち合わせをしていると、ついつい夏や冬にのみ登場する家電について考えるのが抜け落ちてしまうことがあります。一年中の暮らしを想像して、コンセントの数と配置を決めましょう。
3つ目は、エアコンのコンセントの位置での失敗例です。
当初はエアコンを設置する予定のなかった部屋でも、暑さに耐えきれず結局後からエアコンを取り付けることにしたという場合もあります。その時にかかる追加費用と日数を見越して、あらかじめ各部屋にコンセントを設置しておくのもおすすめです。
□コンセント設置のコツとは?
まず、打ち合わせの際にプロに丸投げせず、どこにどれくらい必要なのかしっかりと伝えることが大切です。いくら手を加えるのはプロであるとはいえ、実際にその家で生活するのは自分たち家族です。お客様が自分たちの生活についてしっかり伝えることで、プロもそれを元にアドバイスができます。事前に家族全員の暮らしを丁寧に思い描いて、生活の細やかなところで必要な家電を想像すると良いです。
次に、図面でコンセントの位置を確認しておくようにしましょう。注文住宅発注と同時に渡される平面図をよく確認して、抜け漏れ、伝え忘れがないかチェックします。コンセントの場所だけでなく、高さも一緒に確認しておくのがポイントです。キッチンに棚を設けるのであれば、棚の高さにあった位置にコンセントを設ければ炊飯器や電子レンジにぴったりです。
□まとめ
注文住宅でコンセントの設置を考える際には、これらの失敗例とコツを踏まえた上で各部屋に必要な数や設置場所を考えてみてはどうでしょうか。栃木で注文住宅をお考えの方でなにかお困りのことがありましたら、ご気軽に当社までご相談ください。