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■ 2022/03/22

投稿者: マレアハウスデザインスタッフ

ガレージハウスにはどんなデメリットがあるの?メリットもあわせてご紹介!

目次

夢のマイホームを建てる際に、さまざまな構造や間取りの家を検討されることと思います。平屋や3階建て、木造住宅やコンクリート造など、構造だけでも検討対象はたくさんあります。その中でも車好きの方に好まれる間取りがガレージハウスです。普段から電車などの公共交通機関よりも車で移動することが多いご家庭では、必ず駐車スペースは必要です。駐車スペースも含めて家全体がおしゃれな空間にできるのがガレージハウスですが、どのようなメリットがあるのでしょうか。

今回は、宇都宮市・栃木市・小山市周辺で家づくりを検討中の方に、ガレージハウスのメリットとデメリット、検討時に注意すべきことを解説します。

□ガレージハウスのメリット・デメリットとは?

ここでは、ガレージハウスのメリットとデメリットをそれぞれご紹介します。

魅力たっぷりのガレージハウスですが、もちろんデメリットも存在します。

それぞれを比較した上で、ご自分の状況に当てはめてガレージハウスを採用するかどうかを判断してください。

*ガレージハウスのメリット

車をとめる十分な敷地面積がない住宅で、車の保管場所としてしばしば使われるのが月極駐車場です。また、車を大切にしている方は、カーポートにして屋根を設置したり、自宅の1階をピロティーにしたりして屋根代わりに使用する方もいらっしゃるでしょう。ここでは、月極駐車場やカーポートなどと比較してガレージハウスが優れている点をご紹介します。

まず、防犯性が高く安心である点です。

月極駐車場やカーポートでは、誰でも自由に車に近づけてしまいます。たとえ家の敷地内だとしても、車にいたずらされる可能性はゼロではありません。また、近所の子供が遊んで投げたボールや蹴ったボールが直撃するなどのこともあり得ます。

ガレージハウスでは4面を壁やシャッターで囲われているため、このようなリスクを回避できます。家の中に車を保管しているという状況になるため、盗難・損傷などの危険から完全に愛車を守れるので、高級車をお持ちの方にもおすすめの間取りと言えます。

続いて、雨風を完全にシャットアウトできることです。

屋根付きの駐車場の場合は、雨を防げるイメージを持たれている方も多いです。しかし、台風などの横殴りの雨が降ることを想定すると、完全に防御することは困難です。また、紫外線や砂埃などの汚れを防ぐことはできません。

その一方で、ガレージハウスでは壁とシャッターで完全に外部と隔離されているため、外部要因や天候に左右されることなく、安心感を持って車を保管できるのです。砂埃や黄砂にさらされることもないので洗車の回数を減らせることでしょう。また、台風で飛ばされたものが、愛車に直撃するリスクも回避できます。

この2つが、月極駐車場やカーポートにはないガレージハウスならではの魅力になります。

*ガレージハウスのデメリット

一方で、ガレージハウスならではのデメリットも存在します。

まず1つ目は、騒音問題です。

ガレージを家の中に設けることによって、車のエンジン音やシャッターの開閉音が家中に響き渡る恐れがあります。車の出入りの音によって、快適な睡眠の妨げになってしまったりテレビの音がかき消されてしまったりします。特にシャッター音は家の中だけにとどまらず近隣の住宅にも聞こえる可能性が高く、トラブルに発展するリスクもあるため注意する必要があります。開閉音が小さいシャッターを採用したり、寝室や書斎などをガレージから離した間取りにしたりと、新築時に音対策を施すようにしましょう。

2つ目は、強度や居住スペースの広さの問題です。

ガレージハウスは柱や壁が少なく開口部が広くなるため、耐震強度を意識した構造にする必要があります。耐震性が弱まらないように梁を太くしたり、強度の高い建材を用いたりすることが重要なポイントです。耐震性の高いガレージハウスの施工実績のある会社に依頼すると安心です。また、ガレージ部分を広くしすぎると、その分居住スペースが狭くなってしまいます。空間をどのような比率で使うのか、車の乗り降りも日常生活もストレスにならない塩梅を見つける必要があります。

3つ目は、排気ガスの問題です。

ガレージは壁で囲まれた空間ですので、ガレージ内で車のエンジンをかけると排気ガスがこもることになります。また、ガレージから室内へと排気ガスが入り込む危険性も考えられます。排気ガスには、人が吸い込むと危険な一酸化炭素などが含まれています。無臭なため、気づきにくく人が吸い込むと中毒になる恐れがあるため、排気ガス対策も必要です。エンジンをかける際には、必ずシャッターを開けるようにしたり換気システムや窓を設置したりしましょう。

□ガレージハウスを検討する際に考慮すべき注意点

まず1つ目は、広さについてです。

乗り降りスペースのために車の両脇を開けること、荷物の出し入れがしやすいように背後のスペースを設けることを意識してください。また、シャッターをおろしても不自由なく車の周囲を歩けるスペースがあれば、なお良しです。

2つ目は、動線についてです。

雨に濡れずに玄関に入れる状態が最も理想的です。ガレージ内部から室内に出入りできない場合は、ガレージの出口から玄関の動線上に屋根を設けることで雨を回避できます。

3つ目は、電源等の設備についてです。

車の掃除や整備のためにガレージ内部に電源コンセントを設けておくと非常に便利です。車をいじったり、作業でDIYをしたりする方にとっては作業台や収納棚があるとさらに良いです。また、手が汚れることを想定して手を洗えるスペースを設けたり、室内の洗面所が近い間取りにしたりするのもおすすめです。

4つ目は、近隣住宅との協定についてです。

近隣の敷地を踏まないと車の出入りができない場合は、トラブルになる恐れがあります。それゆえ、トラブルを未然に防ぐためにも隣の家と協定を結んでおくことが大切です。

5つ目は、前面道路との関係についてです。

前面道路の幅が4メートル以下だと旋回して駐車がしづらいです。それゆえ、前面道路の幅次第ではガレージハウスの建物全体を後ろに下げて敷地内に旋回スペースを設ける必要があります。このあたりの計算等は施工会社が行いますので、安心してお任せください。

6つ目は、照明の有無についてです。

暗闇では駐車時にぶつけたり、車を壁に擦ったりする危険性があります。それゆえ、夜間でも早朝でも安全に駐車できるように照明を設けると良いです。センサー式の照明であれば、自動で点灯消灯してくれるので電気代の節約にもなります。

7つ目は、シャッターの種類についてです。

シャッターは予算に余裕があればリモコンで操作可能な電動式を用いることをおすすめします。近隣対策として、静音式のタイプを選択するとなお良しです。また、スラットシャッターの方が防犯性が高いため、さまざまな性能を考慮した上で最適なシャッターを予算内で選ぶようにしましょう。

8つ目は、勾配の考慮についてです。

ガレージハウスの駐車スペースの床は、土間コンクリートにすることをおすすめします。また、床は水捌けをよくするためにも勾配をおおよそ1/50〜1/100とった方が良いです。このあたりもしっかり計算した上でご提案させていただきます。

□まとめ

今回は、宇都宮市・栃木市・小山市周辺で家づくりを検討中の方に、ガレージハウスのメリットとデメリット、検討時に注意すべきことを解説しました。防犯性や車の安全性に優れている一方で、騒音問題や排気ガス問題があるため、それらのデメリットを踏まえて家づくりをするようにしましょう。ガレージハウスにしようかお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。お客様のライフスタイルにあった間取りをご提案いたします。

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