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■ 2023/03/12

投稿者: マレアハウスデザインスタッフ

土間のある平屋の魅力とは?土間を作る際の注意点もご紹介!

目次

家づくりの際には、理想を叶えて満足できる家づくりをしたいものです。そのように家づくりを検討されている方の中で人気を集めているのが土間のある平屋です。昔の日本の住宅でよく見られた土間が、いま再び注目を集めているのです。その理由は、子どもから大人まで幅広い年齢層の方の生活を快適に楽しく、便利なものにしてくれるためです。

今回は土間とはどのような場所なのか、土間のメリットやデメリット、土間を作る際の注意点などをご紹介します。

□土間とはどんな場所?

土間とは、屋内にあるにもかかわらず、土足で生活できるスペースのことです。昔の日本家屋によく見られた間取りで、農具の手入れや保管場所、炊事のスペースなどとして活用されていました。

最も一般的なのは玄関に設置される土間であり、通常の玄関よりも面積が広いことが特徴です。玄関以外の場所では、キッチンの床や、リビングの一角などに設けられることがあります。

土足での活動が可能ですが、完全に屋内にある空間であり、室内の暮らしと外の暮らしをつなぐ性質を持った場所と言えるでしょう。近年では土間が再評価され、テーブルや椅子を設置し、訪問客を迎える場所や、趣味を楽しむ場所として活用されるようになっています。

□土間のある平屋の魅力とは?

1つ目は収納スペースとして活用できることです。

家の中に一つ土間スペースがあると、家の外で使うものを収納できる場所として活用できます。また、ガレージとして車やバイク、自転車を停める場所として活用したり、ベビーカーやペットの散歩用品など日常的に使うものを置く場所などとして活用したりします。また、キャンプやバーベキュー用品、園芸用品などを収納する場所として使うのも良いでしょう。

2つ目は子どもやペットが過ごすスペースとして活用できることです。

土間は子どもやペットの遊び場としても活用できます。汚れを気にせずに遊べるだけでなく、家の中に土や砂を持ち込まないようにするスペースとしても活用できます。汚れを気にせずに遊べることと、汚れを落としやすいことが魅力です。

3つ目は趣味を楽しむ場所として活用できることです。

最近は自宅で家具やインテリアを自分で製作することが趣味の方も増えてきています。家でDIYをするとなると、細かいゴミが出たり、ペンキやスプレーなどで部屋が汚れてしまうことがありますが、土間であればそれらを気にする必要はありません。作業用スペースとして土間を活用すれば、趣味に没頭できるでしょう。

4つ目は夏場でも涼しいことです。

土間の表面や下地にはコンクリートやモルタル、タイルなどが用いられています。これらは、熱伝導率が高く、触るとひんやりするため、夏の暑さを解消してくれます。自然の涼しさを感じられるため、エアコンを使用しなくても過ごすことが可能で、電気代の節約にもつながるでしょう。ひんやりとする土間は、真夏の暑い日に子どもやペットの遊び場としても活躍するでしょう。

5つ目は天候を気にせずに使えることです。

土間は完全に室内の空間であるため、雨風を完全に遮断できます。また、夏の暑い日の日差しも遮られます。そのため、屋外であれば天候を気にしなければならない趣味や、園芸などにいつでも取り組めることが魅力です。

□土間のある平屋のデメリット

1つ目は居住スペースが圧迫されることです。

広い土間を設けるとフローリングの面積が減り、居住スペースが圧迫されることがあります。床面積の上限がなければ問題ありませんが、土地の広さや予算とのバランスも考える必要があるのです。

対策として、広い土間を設ける際は複数の機能を持たせることが挙げられます。1つのスペースを複数の用途に活用することで使用頻度も増え、間取りの効率も良くなるのです。独立のスペースとして考えるのではなく、リビングの一部、他の部屋をつなぐ通路などとして考えると良いでしょう。

2つ目は寒さを感じやすいことです。

土間は構造上、地面からの底冷えが発生しやすくなります。そのため、土間に隣接する部屋で寒さを感じることがあります。一般的なフローリングは断熱材を敷くことで地面からの冷えを緩和していますが、土間は土間自体が冷えると寒さを感じやすくなります。対策として、土間を居住空間に隣接させる場合は、扉を設けたり、ソファの位置を調節したりしましょう。

3つ目はコストが増えることです。

土間にはさまざまな仕上げ方法があり、こだわりによっては建築コストが増えます。例えば、タイルや天然石を使用するとより多くのコストが必要になります。コストが気になる方はコンクリートの土間を検討すると良いでしょう。

□土間の活用方法をご紹介!

1つ目は食材や飲料をストックすることです。

ビールやジュースなどの飲料、お米、乾物、調味料などすぐに変質しないものは土間にストックしておくと良いでしょう。また、風通しが良ければ、干物を作ることも可能です。

2つ目は暖炉や囲炉裏を設けることです。

土間は熱に強く不燃性であるため、足つきの薪ストーブを置いて、煙突を設置すれば暖炉が完成します。また、施工段階から暖炉を設置しておけば、寒さが厳しい冬でも暖かい空間となります。さらに、土間とストーブが揃っていれば、簡易的にキャンプやバーベキューの雰囲気を楽しめるでしょう。

3つ目はアトリエスペースとして活用することです。

土間は、趣味のコレクションや思い出の写真、小説や漫画、DIY作品などを飾って眺められるスペースとして活用できます。また、絵を描くアトリエスペースとしても活用できるでしょう。好きなものに囲まれ、幸せになれる空間はより生活を豊かにするでしょう。

□平屋に土間を作る際の注意点について

1つ目は土間の素材です。

土間の素材によって見た目が変わり、機能性も変わります。昔ながらの家に多いのは、三和土(たたき)と呼ばれる土間です。蓄熱性があり、室内を快適な温度に保てます。

一方で、コンクリートモルタルで仕上げた土間はシンプルな空間になります。デザイン性を追求したい方は、タイルや天然石を検討すると良いでしょう。また、大理石を使用すると天然のデザインを楽しめ、高級感を演出できます。

2つ目は寒さ対策です。

土間は屋外と近い場所に設置されることが多いため、室内よりも寒くなることが多いのです。そのため、家全体の断熱性や気密性を高めることで、土間の寒さを解消できるでしょう。ただし、玄関の土間に断熱材を入れる場合は、玄関ドアを開閉するたびに温度が下がってしまいます。対策として仕切りドアやふすまなどを設置すると良いでしょう。

3つ目は湿気対策です。

土間は湿気が溜まりやすく、換気をしなければ湿度が高くなってしまいます。そのため、調湿効果のある壁材を使ったり、床や壁に断熱材を入れたりすると良いでしょう。また、冬は結露が発生しやすくなります。こまめに水滴をふき、二重窓や断熱性に優れたドアを選ぶなどの工夫をしましょう。

□まとめ

今回は土間とはどのような場所なのか、土間のメリットやデメリット、土間を作る際の注意点などをご紹介しました。土間とは、屋内にあるにもかかわらず、土足で生活できるスペースのことです。収納スペースや子どもの遊び場として活用できるなどさまざまなメリットがありますが、デメリットも存在します。お伝えした対策を施して、快適な土間を実現しましょう。宇都宮市、栃木市、小山市周辺で、土間のある平屋を検討されている方は、お気軽に当社にご相談ください。

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