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■ 2021/07/06

投稿者: マレアハウスデザインスタッフ

注文住宅にはどのような工法があるの?木造住宅の工法をご紹介

目次

注文住宅にはどのような工法があるのか、それらの工法にはどのような特徴があるのか分からず、どの工法で建てるのが良いか悩まれている方は多いのではないでしょうか。

ここでは、木造住宅の工法とそれらの特徴をご紹介します。

ぜひ、参考にしてください。

□木造住宅の4つの工法をご紹介!

*木造軸組工法(在来工法)

日本の伝統的な工法です。柱や梁といった軸材を渡して構成する骨組みを、筋交いと呼ばれる斜めの材で補強します。近年では、連結部分に金具を利用してより高い強度を実現できるようになりました。

メリットとしては、設計の自由度の高さが挙げられます。

構造上の重要な箇所を残すことで、間取りの変更や増築もしやすくなります。

また空間の広さや形なども、対応できる幅が広いです。

さらに、低コストでの建築が可能なこともメリットでしょう。

多くの施工会社が対応でき、部材の調達も比較的しやすいため費用を抑えられるのです。

一方、高い湿度や結露に弱く、腐食やカビ、シロアリが発生することがあります。

定期点検をして早めの対処を心がけましょう。

*木造枠組壁工法(ツーバイフォー工法)

北米から輸入された工法で、耐震性・耐火性が高く生産性も高いため近年シェアが拡大しています。床、天井、屋根の面全体で骨組みを構成し、壁で支える構造が特徴的です。

メリットとしては、在来工法の1.5~2倍の耐力で優れた耐震性能があることが挙げられます。面全体で支える箱型構造は気密性・断熱性が高く、枠組が空気の流れを遮断するので耐火性もあります。

また、使用する部材や建築方法が規格化されたシンプルな構造なので、安定した品質が担保されるのもメリットです。

一方、角に開口部を設けられないなどの制約が出てしまい、間取りや増改築の自由度は高くありません。施工できる会社が限られるため、将来的に大規模リフォームが必要となった場合は、費用が高くなる可能性があります。

*木造ラーメン工法

長方形に組んだ鉄骨を溶接などで一体化させ、枠(ラーメン)を形成するラーメン工法を、接合部に鋼板やラグスクリューボルトを用いることで木造でも実現した工法です。

大空間や3階建ての設計がしやすいのがメリットです。

枠をしっかり組むことで壁や柱を減らすことができ、鉄筋造でしかできなかったことが木造住宅でも可能になりました。

大きな窓の設置や室内の間取りの自由度が高いのも特徴です。

基本となる柱を残し、構造を支える壁が不要になることで実現が可能になります。

将来大きなリフォームが必要になった場合にも、比較的容易に対応できるでしょう。

一方で、地震などで横揺れが生じた際に柱や梁の接合部に力が集中しやすく、一定以上の力が加わると損傷することがあります。また、工法自体の知名度が低く、施工できる会社も限られてしまうため、価格は一般的な木造住宅に比べると高くなるでしょう。

*木造軸組パネル工法(ハイブリット工法)

木造軸組工法と木造枠組壁工法(ツーバイフォー)を掛け合わせた工法です。木造軸組と同様に柱と梁で骨組みを作り、外側に耐力壁としてパネルを張り合わせます。

メリットのひとつに、高い断熱気密性が挙げられます。

隙間ができて断熱気密性に弱い木造軸組の構造に面で支える木造枠組を合わせることで、外気が遮断でき、高い断熱気密性を実現します。

それにより、光熱費の節約にもつながりますよ。

また、間取りの自由度と耐震性の高さもメリットです。

木造軸組の筋交いによる補強だけでも一定の強度を保つことができますが、木造枠組のパネルを張って面で支えることで、筋交いへの力の集中を防ぎます。

この工法は、ツーバイフォーのように工法が規格化されていません。

施工会社によって様々な技術を組み合わせることができます。

そのため施工会社ごとに品質や価格のバラつきがあり、オリジナルの工法名が付けられていることで木造軸組パネル工法かどうか判断しにくくなっています。

□まとめ

今回は木造住宅の4つの工法とそれらの特徴をご紹介しました。

理想の住宅を実現させるために最適な工法を検討する際に、ぜひこの記事を参考にしてください。

宇都宮市で注文住宅をお考えの方は、お気軽に当社までご相談ください。

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