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■ 2023/08/02

投稿者: マレアハウスデザインスタッフ

断熱性とは?断熱性が高いと何が良いのかについてご紹介!

目次

コロナ禍の影響もあり、リモートワークやお家時間などが増え、家で過ごすことが多くなったのではないでしょうか。
最近では、家を建てたあとの暮らしやすさが重要視されるようになりました。
冬も夏も、心地良い気温の中で、快適に家で過ごしたいですよね。
そこで、注目するべきなのが「断熱性」です。
家づくりを検討している方は、「断熱性」という言葉を一度は耳にしたことがある人がほとんどでしょう。
そこで今回は、断熱性についての種類やメリットなどについて紹介します。

□断熱性とは?

家づくりでは、断熱性が重要だと言われることが多いです。
注文住宅の広告でも、「冬は暖かく、夏は涼しい家」というのを見たことがある方は多いのではないでしょうか。
季節に左右されることなく、1年中快適に暮らすためには、家の断熱が非常に大切です。

住宅の外壁には、「断熱材」が入っています。
断熱材があることで、外からの熱が室内へと伝わりにくくなり、室内にある熱が外へ逃げにくくなるのです。

以上のことを分かりやすく説明すると、「服」をイメージすると理解しやすくなります。
「家が服を着る」ことで断熱でき、外からの熱が伝わりにくくなり、中にある熱は外へ逃げにくくなります。
この性能を上げるためには、「服の材質や厚さ」がポイントになります。

家が服を着ていても、冬に薄着していたら寒いですよね。
そのため、厚着の服が必要です。
したがって、断熱材とは家の服であり、服の材質や厚さが断熱材の性能を示します。

 

□断熱の種類は何がある?

断熱と一口に言っても、大きく2つの種類があります。
「充填断熱工法」と「外張断熱工法」の2つです。
ここでは、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。

*充填断熱工法

・メリット

充填断熱工法は、経年劣化しにくいだけでなく、耐熱性能が安定しています。
柱をはじめとする構造部にシート状やボート状の断熱材を入れ、充填することで断熱します。

また、外張断熱工法を比較すると費用が安いというメリットがあります。
なぜなら、壁の内側の空いているスペースを活用するので、断熱用のスペースを新しくつくる必要がないからです。

・デメリット

デメリットは、施工時に注意しなければならないことです。
特に、構造部や断熱材が触れる箇所には隙間が生まれる可能性があるので、注意する必要があります。
隙間があると断熱性が低くなってしまいます。
そこで、気密シートを施工し、隙間ができるのを防ぎましょう。

*外張断熱工法

・メリット

外張断熱工法は、施工後の確認が簡単なことです。
断熱効果も高いですし、柱を断熱材で包む必要がなく、充填断熱工法と比較すると断熱の効果を期待できます。
躯体の外側に断熱を施すので、柱や壁の中は空洞です。
そのスペースを活用して、配線を隠すこともできます。

・デメリット

デメリットは、建築費が高くなることです。
また、躯体に施した外装材の重みが原因で外壁の安定性のトラブルが発生したり、強風や地震が起きたときに形が変わってしまったりすることがあります。
そのため、経年劣化しやすいというデメリットがあります。

□断熱性を高める断熱素材の種類は何がある?

断熱の種類は大きく分けて2つあることを紹介しましたが、素材も2種類あります。
「繊維系断熱材」と「発泡プラスチック系断熱材」です。

*繊維系断熱材

繊維系断熱材は、繊維状の素材が重なり、その間に空気を含むことによって断熱効果を得るものです。
繊維系断熱材の中でも、「無機繊維系断熱材」と「木質繊維系断熱材」があります。
ガラスを原料とする「グラスウール」や岩石が原料となる「ロックウール」は無機繊維系断熱材です。
グラスウールは断熱素材としては、ポピュラーなものであり、多くの住宅で採用されています。

一方、木質繊維系断熱材は新聞紙を原料とする「セルロースファイバー」が人気です。

*発泡プラスチック系断熱材

発泡プラスチック系断熱材は、プラスチック素材を発泡させてつくられます。
素材の中に細かい気泡を無数に閉じ込めることによって、断熱効果を発揮します。

「ウレタンフォーム」や「ポリスチレンフォーム」が代表的です。
さらに、フェノール樹脂と呼ばれる特殊な樹脂を発泡させてつくる「フェノールフォーム」という断熱材も発泡プラスチック系断熱材の1つです。

□断熱性が高い家の良いポイントとは?

ここまで断熱性についてさまざまな視点から紹介してきましたが、断熱性が高いことでどのような良い面があるのでしょうか。

1.快適な室内環境になる

断熱性が高くなることで、外気の影響を受けにくくなります。
そのため、冬は暖かく、夏は涼しい室内環境になります。
エアコンも効率的に稼働できるので、冬は寒くなりやすく、夏は日差しの影響を受けやすいとされる吹き抜けや高い天井の家でも快適に過ごすことができます。

また、断熱性能はテレワークや勉強にも影響を及ぼすと言われています。
部屋が寒かったり、暑かったりすると集中できず、生産性が下がります。
冬は暖房をかけ、室内の温度を高くしすぎると頭がぼーっとするという現象を防ぐためにも、断熱性能は重要なのです。

2.健康改善が期待できる

断熱性を高くすることで、のどの痛みや手足の冷え、気管支喘息、アレルギー性皮膚炎などの症状を改善することが可能です。
それだけでなく、過活動膀胱症状を抑制したり、室内活動増加に伴う生活習慣病や認知症のリスクを軽減したりする効果も期待できます。

3.ヒートショックのリスクが下がる

ヒートショックとは、部屋ごとの気温差によって血圧や脈拍が急激に変動することで発生する心臓や血管の疾患のことです。
中でも、お風呂上がりの脱衣所や浴槽内で起こりやすくなります。
場合によっては、心筋梗塞や脳卒中を引き起こすこともあるので、高齢者の方は特に注意が必要です。

しかし、断熱性が高ければ、住宅全体の温度を一定に保つことができ、寒暖差がなくなるため、ヒートショックのリスクを下げられます。

4.節電・節約できる

外気の影響を受けづらくなるので、室内温度を一定に保てます。
そのため、エアコンの設定温度が弱くても十分暖かく、涼しく感じられ、節電・節約をしやすくなります。
節電は、電気をつくる材料である化石燃料の使用量を削減できるので、地球環境にも優しい住宅が完成します。

5.新築・リフォーム費用の補助金を受けられる可能性がある

都道府県や市町村によっては断熱対策をした住宅を建築することで、補助金を受けられることがあります。
国は、「2050年カーボンニュートラル」の実現を目指しており、その取り組みの1つとして断熱対策を含む省エネ対策がされた住宅に対して補助金を支給しています。

補助金の種類は複数ありますが、環境省が行っている「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」のようにリフォームを対象として支援しているケースもあります。

しかし、条件や期間が定められていることが多いのでお住まいの地域の制度を確認してみましょう。

□まとめ

家は長く過ごす場所なので、快適に暮らすためにはやはり断熱性が大切です。
断熱には、「充填断熱工法」と「外張断熱工法」があることを紹介しました。
それぞれのメリット・デメリットも解説しましたので、ご自身のご希望に合わせてどちらにするか選びましょう。
断熱性が高くなることによって、暮らしやすさだけでなく健康の保持増進にもつながります。
当社は、創業100年の実績と経験をもとに、お客様にとってベストな家づくりをしています。
宇都宮市・栃木市・小山市周辺で家づくりを検討している方は、お気軽にお問い合わせください

 

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